リハビリテーション科

リハビリテーション科

概要

チーム医療と地域に根ざした病院をモットーに、多職種、他医療機関、在宅サービスなどと連携をはかり、積極的に地域リハビリテーションを展開していきます。急性期から在宅まで専門性の高いスタッフ(理学療法士、作業療法士)がより質の高いリハビリテーションをオーダーメイドに提供することを目標に日々研鑽しています。
リハビリの施設基準は、呼吸器疾患基準(I)、運動器疾患基準(I)、脳血管疾患基準(III)、廃用性疾患基準(III)を取得し、呼吸器と運動器に特化した疾患別リハビリテーションを提供しています。

特色

  • 急性期病床では
    発症早期の患者さんや手術後早期の患者さんに対して、主に理学療法士が安静臥床中にある患者さんの病状や手術状況に適切に対応して、できる限り早期から離床、トイレ動作の獲得まで円滑な日常生活動作回復を目指します。

  • 地域包括ケア病床では
    専従の作業療法士が患者さんそれぞれの実際の生活環境に適応できるように応用的な動作能力の回復や環境を整え在宅復帰を支援します。回復期リハビリテーションとして位置づけ、急性期病床で担当していた理学療法士が術後リハビリテーションや呼吸リハビリテーションを継続しています。在宅で老年疾患による日常生活動作が低下した患者さんや息切れで日常生活動作が低下した呼吸器の患者さんに集中的なリハビリテーションも積極的に展開しています。

スタッフ体制
スタッフ体制(2023年10月31日現在)

専任医師:1名
理学療法士:6名
作業療法士:1名
助手:2名
*3学会合同呼吸療法認定士:6名
*認定呼吸理学療法士:1名

理学療法(Physical Therapy)
リハビリイメージ

「起き上がり」「立ち上がり」「座る」「歩く」などの生活を営む上で必要となる基本動作を獲得できるように筋力の強化などの運動療法を行います。また、在宅生活を想定した屋内外の歩行練習などを行い家庭・社会復帰に向けて支援いたします。

作業療法(Occupational Therapy)
リハビリイメージ

「食事」「更衣」「入浴」「家事」など実際に生活するために必要な日常生活の動作訓練を行います。自立した日常生活を送るために福祉用具の導入や手すりの設置などの生活環境の調整を図ります。

提供体制

入院リハビリテーション
  • 一般病床(呼吸器内科、整形外科)
  • 地域包括ケア病床
  • 医療療養病床
  • 結核病床

入院後は、治療に並行して早期から家屋調査、理学療法・作業療法、そして必要に応じて退院前訪問などを行い患者さん一人ひとりの社会背景を考慮して、生活力アップ(活動・参加)を目指したオーダーメイドのリハビリテーションを展開しています。

リハビリイメージ
リハビリイメージ
外来リハビリテーション

当院で入院・手術をされた患者さん、または当院に入院・手術を予定されている患者さんに対して、特に呼吸器疾患や変形性膝関節術後患者さまを中心に退院後も効果のあるリハビリテーションが継続できるように努めています。(ただし、主治医が必要と判断した方が対象です。)
呼吸器疾患(主にCOPD、間質性肺炎関連)患者さまの進行予防から在宅酸素療法の導入まで多職種による支援、変形性膝関節症患者さまの手術前後の効果ある運動療法などの生活指導を主に提供しています。

リハビリイメージ
リハビリイメージ
リハビリイメージ
予防医療のリハビリテーション

当院(大阪府結核予防会)は、健康診査や特定健診、人間ドックなどの予防医療も積極的に行っている病院で、リハビリテーション科も院外出張健康講座など多方面からのリハビリテーションを提供しています。